北天満サイエンスカフェ
北天満サイエンスカフェは、天五中崎通り商店街(おいでやす通り)で行われている、まちづくりと地域活性のための
プロジェクトです。お茶を飲む気軽さで、科学者と一般の皆さんが議論・交流する場を提供しています。


お知らせ

2021.4.26
第148回もオンラインで開催。おうちからスマホで参加できます!!

次回のサイエンスカフェ

第148回北天満サイエンスカフェ

年輪の同位体分析から読み解く気候変動と歴史

日時:5月9日(日)14時~16時

ゲスト:中塚 武さん(名古屋大学)

会場:オンライン(スマホで参加できます)




参加を希望される方は、nagano▲chem.sci.osaka-u.ac.jp 宛(▲を@に変換)に、
件名「148回サイエンスカフェ参加希望」として、氏名と電子メールアドレスを
お知らせください。
折り返し、サイエンスカフェへの招待状をお届けします。(参加無料)

サイエンスカフェにおける議論は主催者によって収録編集され、一部が後日当ホームページで公開されることを予めご了承ください。

こども面白サイエンスカフェ・オンライン

面白実験をいろいろ紹介します。

前回のサイエンスカフェ

第147回北天満サイエンスカフェ 「太平洋を覆うプラごみ フィリピンにおけるプラごみ流出を例に」
今回は「太平洋を覆うプラごみ フィリピンにおけるプラごみ流出を例に」についてです。甲南女子大学の瀬木志央さんに話題提供していただきました。



瀬木さんのお話の初めに、フィリピンの青い空と海、砂浜が広がっている綺麗な写真を見せていただきました。しかしそれは写真の上半分の景色であり、隠れていた下半分にあった砂浜に打ち上げられた海ごみは壮絶なものでした。そのなかにたくさんのビニール袋や発泡スチロール、色とりどりのプラスチックの破片を見つけることができます。海洋にプラごみを流出している第1位は中国、第2位はインドネシア、フィリピンは第3位で、東アジアの国々が太平洋の主要な汚染源になっています。

その海ごみには、フィリピン国内から流出したものも多く含まれています。その1つの背景にはフィリピン社会の「サシェ(Sachet=小袋)・エコノミー」があります。これは小袋でばら売りするもので、金額を上乗せでき儲けが上がる店と一度に大きなお金を払う必要がなくなる消費者の双方にとって都合が良いため、フィリピンでは一般的な販売形態です。しかしプラスチックを大量消費・廃棄することの原因になってしまいます。

さらに、フィリピンでは多くのごみが適切に廃棄処分されていないことも問題を深刻化させています。実は、プラごみ排出量自体は日本やアメリカなどの方が遥かに多く、適切に処分することが解決の鍵になるのです。対策として廃棄業者の賃金を上げる、コンポスターを普及させる、またメディアと協力して視聴者の意識を変える取り組みが行われています。しかし技術や資本の不足、また日本とは異なる政治制度により、改善には遠い現状です。

便利で生活には欠かせない一方で環境を壊し、海洋生物はもちろん私たちの人体にまでも悪影響を及ぼすプラスチック。私たちはどう向き合っていくべきでしょうか。討論では、横浜から参加のごみ焼却炉の開発に携わってきた技術者からコメントもいただきました。日本のこれまでの経験をフィリピンの市民と共有して、地球環境の問題として、国境を越えて市民と科学者が協力し合う草の根のネットワーク構想の提案もありました。

ちょっと覗いてみる


…(前回以前の記録)