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第57回「アフリカ(ガーナとタンザニア)の文化と暮らし」
こんにちは!!
最近あったかい日と寒い日の差が激しいですね、この日は雪も降っていて非常に寒い日でした。でも北天満サイエンスカフェではビニールの温室を用意しているので安心ですよ(笑)。
というわけで今回のテーマは「アフリカ(ガーナとタンザニア)の文化と暮らし」です。話題提供は大阪大学外国語学部でスワヒリ語を専攻している岡川宏和さん、横田彩子さんのお二人です。まずはみんながアフリカに対して持っているイメージについて話し合います。
「村同士の抗争」、「友人が寄生虫もらってきた」、「水が汚い」などマイナスイメージが多いようです、でも今日はこの二人がそのイメージを払拭してくれると思うので楽しみです。
まず人口ですが、ガーナは約2300万人、タンザニアは4600万人と日本より大分少なめ(日本の人口は2012年3月末時点で約1億2700万人)。しかしながら日本よりも国土は広いので人口密度が大分低いみたいです。アフリカの国々には様々な民族がいるらしいのですが、「民族」に科学的意味はないとのこと。民族や言語は定義が難しいらしく、それらを分類するのが彼らのような文学者の役目だったりするらしいです。ちなみに私たち日本人は一応大和民族になります。
ここでスワヒリ語のお話です。この言語はまだ分かっていないことが多いらしく、それらを調べ、分類するという研究がされているようです。また、スワヒリ語はタンザニアで最も使われているそうです。ちなみにガーナの公用語は英語・・・あれ!? どうやら岡川さんは西と東を間違えたみたいで本当はスワヒリ語が使われている地域(主に東アフリカ)に行くハズだったとのコト(笑)。ちなみに「スワヒリ」とはアラビア語で海岸という意味らしいです。
下の写真では東アフリカでよく使われているカンガという布の衣装を紹介しています。ほとんどのものにはメッセージなどがプリントされているらしく、男性から女性へのプレゼントとしても利用されているみたいですよ。こういうオシャレな文化は是非日本にも取り入れていきたいものですね。
岡川さんはガーナで大統領選挙に参加したそうで、みなさんにその時の写真を見せて解説されていました。個人的にびっくりしたのは投票率が80%ということで、ガーナでは中学生も政治の議論をしたりするみたいです(※ガーナでも中学生に投票権はありません)。ちなみに日本は59%・・・。ガーナを見習いましょう。
最後にサイエンスカフェにきてくれた皆さんとガーナのチョコレートを食べて本日のサイエンスカフェは終了です。けっこうカタイチョコだったのですが、これはガーナの暑さでチョコが溶けないようにするためらしいです。なんだか今日はアフリカのトリビアな知識がいっぱい身に付いた気がしました。
本日もたくさんの方がお話を聞きに来てくれました、立ち見する人が続出するほど大盛況でした。今回も「講師による一方的な講義」ではなく、みんなで意見を自由に話し合って和やかな空気でした。気軽に質問できるのもこのサイエンスカフェの良さですね。(T.I.)
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