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第67回「こども面白サイエンスカフェ13」
みなさん、こんにちは。
師走とはよく言ったもので、たくさんの仕事に囲まれながらあっという間に過ぎていくのが12月ですね。
そんな私も、新年を気持ちよく迎えるためにせっせと仕事をこなしているワケですが、なかなか思うように捗りませんね。
さらに身に染みる寒さのせいで大学に向かう足取りも重くなってしまう今日この頃です。さて、今年最後のサイエンスカフェは通算13回を迎えた「こども面白サイエンスカフェ13」でした。今回もいつもお世話になっている理科の先生方に理科の実験を実演していただきました。
内容は宙に浮くボール、錯視、羽がついた種子をモチーフにしたおもちゃづくり、万華鏡づくり、ストローを使った笛づくりなどなど。
当日は朝から冷え込んでいたため、お客さんが少ないことを心配していましたが、商店街に訪れたたくさん方々が実験に参加していただき、サイエンスカフェは盛況でした。
今回のサイエンスカフェは「こども面白サイエンスカフェ」ではありましたが、子供より大人の参加者が多かったように思います。本屋でよく目にする一般大人向けの「サイエンス」誌が売り出されているように、理科の実験は子供だけでなく大人ものめり込んでしまう面白さがあるのだと改めて思った次第です。むしろ大人になってからの方が「原理を理解したい」という欲求が強いかもしれませんね。
ここからは私のつぶやきです。
効能も、材料も、名前からは理解できない健康食品や化粧品などが跋扈する今の世の中ですが、広告や他人の話を鵜呑みにせず、余裕がある時には「何が良くて、何が悪いのか」を自分の目、耳で確かめてみることが本当に大切なのだと思います。それは世の中に流通する商品は例外なく、「科学」の集積だからです。
某社の商品による健康被害がでれば、作り手の会社に責任が問われるは当然です。しかし使い手の我々も商品の効能を知り、メリット、デメリットを能動的に理解しようとする意識を養いたいものです。
今の時代だからこそ「目の前の科学の原理を理解する」ことの重要さが強く求められているのではないかと思います。それではみなさん、よりお年をお迎えください。(M. T.)
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