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第39回 こども面白サイエンスカフェ7
クリスマス恒例となったこども面白サイエンスカフェ。理科の先生たちが、いろんな面白実験を実演してくれました。
その一部を紹介しましょう。小さい生き物を観察しよう
写真のカツオブシのような生き物は、池の中に棲むゾウリムシという小さな単細胞生物です。ゾウリムシの中でも大きい種類なのですが、それでも長さが0.1 mmしかありません。生物学を学んでる大学院生のお兄さんが、ゾウリムシを含む水滴をスライドグラスに乗せて、顕微鏡で拡大して見せてくれました。顕微鏡の画像はそのままプロジェクターで、サイエンスカフェのスクリーンに投影されました。生きたままなので、細胞表面の繊毛や、透けて見える細胞の中のものが活発に動く様子がとてもよく分かります。日常使われている「単細胞」の意味とはぜんぜんちがって、単細胞生物はとても複雑なのだそうです。ゾウリムシのほかにも、池や水溜りからすくった1滴の水の中に棲むたくさんの種類の小さい生き物たちを見ることができました。自転車が倒れない理由を実感
自転車はいったん走り出すと、何かにぶつからないかぎり、倒れることがありません。これは回転する車輪が回転軸を維持しようとする力のためで、回転が速いほど回転軸の向きを変えるのに大きい力が必要になります。実際に、自転車の車輪をはずして、それを手で持って回転させると車輪の軸の向きを変えるのに大きな力がいることを実感できます。俊敏でない人が自転車に乗っても倒れないのは、自転車が勝手に倒れないように走っているからなわけです。地球の回転軸が何千万年の変わらす、太陽の周りを回り続けいているのも同じ理由です。回転するボールと回転しないボールで飛ぶ距離がとても違うという実験も実演されました。摩擦もないのにゆっくりと落ちる磁石
2本のまっすぐな管があります。その2本の管の上端から同じ大きさの磁石を落としてやると、あら不思議!片方は普通に落ちてくるのですが、もう一方の管の中を落下させると、水の中を沈んでゆくように、ゆっくりと落ちてきます。全くの空洞なのに!磁石がゆっくりと落ちてくる管は金属の管です。磁石が上から落ちてくると管の回りに環状の電流が流れます。さらに、その環電流は落ちてくる磁石とは逆向きの磁場を作るので、磁石は逆向きの磁場に浮いた状態となり、ゆっくりと落ちてくることになるのです。ストローとボール紙でつくる簡単縦笛
できたら、早速演奏
次回のこども面白サイエンスカフェは春休みの3月31日、お楽しみにね!!
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