• 第32回「こども面白サイエンスカフェ6」

    Date: 2011.08.27 | Category: 未分類 | Tags:

    今回のサイエンスカフェは夏休み特別企画「こども面白サイエンスカフェ6」。通りすがりの子供たちと一緒に理科の実験をして、科学の面白さに触れてもらいます。演示、指導してくださるのは大阪の理科教育で活躍している先生方。
    「こども面白サイエンスカフェ6」では、4つのコーナーがあり、お客さんは自分の興味の赴くままにそれらのコーナーを回っていきます。

    まずはそれぞれのコーナーの紹介をします。

     
    「液体窒素であそぼう」コーナー   担当:米田京平先生(大阪大学・大学院生)

    -196℃の液体窒素を使って、低温で起こる不思議な現象を観察しました。白い煙を出す不思議な液体に子供たちは興味津々。膨らんだ風船を入れるとたちまちしぼむ。液体から取り出すとすぐに膨らむ。不思議な光景に目を丸くします。「これは液体窒素と言ってね~」解説する先生方の顔もほころびます。
    「スーパーボールを液体窒素に入れるとどうなるか」という実験では、子供たちにスーパーボールを実際に持って実験してもらいました。冷たく凍ったスーパーボールを床に落とすと、キン、という固い音がして高く跳ね返ります。ですが、2,3回落としていると全く跳ねなくなります。「あ!跳ねなくなった」スーパーボールの不思議な変化に子供たちは声を上げます。
    「この液体窒素はなんぼなん?」実験を続けるうちに、お客さんと先生との距離も縮まり、科学とは関係のない(?)質問も出てきました。今ではミネラルウォーター並みの値段だそうです。
    スーパーボールの実験以外にも、「液体酸素の性質について」「超伝導の実験」「蒸気圧と潜熱の実験」など、様々な実験をしました。普段はテレビ番組などで見るだけの液体窒素をじかに触れる機会はなかなかなく、大人たちにも大好評でした。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    「偏光板の万華鏡をつくろう」コーナー 担当:岩永良一先生

    見た目はただの筒。でも中をのぞいてつまみを回すと・・・筒の中の景色や色が変わってしまう!という不思議な万華鏡を工作するコーナーです。ある程度の準備は先生がしてくださっていたので、お客さんはテープを使って組み立てたり、飾ったりすれば完成です。テープを切ったり、偏光板を張ったりする作業はとても細かい作業で、みんな真剣なまなざしで作っていました。女の子は完成した万華鏡に色テープを張ってかわいらしくデコレートしていました。自分の手で作った万華鏡を覗いて、「見本よりもきれいだね」嬉しそうに感想を言います。
    科学の面白さだけでなく、工作の面白さも伝えることができたと思いました。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    「スライムをつくろう」コーナー  担当:江角陸先生
    ぐにゃぐにゃ、のびのび。不思議な手触りのスライムを作るコーナーです。材料は家庭にあるものでできます。スライムを作ると知った子供たちが集まってきて楽しそうにスライム作りに取り掛かります。
    洗濯のりの量で伸び具合を変えたり、食紅で赤みをつけたりと、子供たちは何回もいろいろなスライムを作ってみます。一度作るだけでも楽しいですが、自分で成分を調節して、「この材料を多めに入れたらこうなるのではないか」ということを予想しながら作ってくことはもっと楽しいことだと思いますし、それが理科の実験の面白さと共通していると思います。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    「不思議なコマ」コーナー 担当:井上一晴先生
    ここはいくつかの不思議なコマを回したり、自分で作ったりするコーナーです。一つは「宙に浮くコマ」。これは磁力を使って浮かぶのですが、なかなかうまく回りません。磁力とコマの回転の塩梅がうまくいかなければ、コマはすぐに倒れてしまいます。これには子供たちだけでなく、ベーゴマ世代の大人たちも楽しそうに挑戦します。何回も挑戦して、やっときれいにコマが宙に浮かんで回転すると、大人も歓声を上げます。
    また「色がついて見えるコマ」「回転する方向がばらばらに見えるコマ」などのコマは、目の錯覚を用いたもので、子供たちは不思議そうにコマを回します。またこのコマは自分で作ることもできたので、家に持ち帰って楽しむこともできます。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    以上の4つのコーナーがありました。印象的だったのは子供たちが、このコーナーを組み合わせた実験をしていたことです。作ったばかりのスライムを、液体窒素に入れていました。かちんこちんに固まったスライムを楽しそうに触っていました。子供の発想力には驚かされます。
    子供を対象とした今回のサイエンスカフェですが、老若男女に楽しんでいただくことができたのではないかと思います。(W)