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第49回「こども面白サイエンスカフェ9」
暑いですね、どうやら大阪は最高気温35℃だったみたいです。そんな中行われたこども面白サイエンスカフェもこれで9回目、今回もたくさんのチビッ子達が来てくれました。
「モノの凍り方の違い」
今日は暑いハズなのになんだかひんやりとした空気が・・あれは!?ま、まさか・・・
そう、みんな大好き液体窒素です。猛暑日だったこともあってか、マイナス196度の液体窒素のあるこのコーナーの前にはたくさんの人が集まってくれました。
さて、どうやら凍り方というのはモノによって違うみたいです。塩水、砂糖水、グリセリンを液体窒素につけて凍らせ、その凍り方の違いを実演していました。どうやらモノはネバネバ度(粘度)の違いによって凍り方が変わるらしく、粘度の低い塩水がカチコチに凍ったのに対して、砂糖水やグリセリンのような粘度が高いモノは凍りませんでした。
「虹の箱をつくろう」
ラムネ菓子がたくさんあったので「カフェっぽくていいなぁ」と思っていたら、どうやらこれは実験に使う道具との事。まさにサイエンスカフェといったかんじですね。
特定方向に偏光した光だけを通すことができる板「偏光板」。その偏光板を二枚組み合わせて片方を回転させることで、箱の中にあるラムネ菓子の包み紙の色が変わります。とてもきれいで、子供たちも大喜び。
工作も楽しみのひとつです。
「虹色万華鏡」
ここでは回折格子を使って万華鏡を作ります。私たちが普段見ている光は、実は様々な光が混ざった結果白く見えています。その光を七色に分けるのがこの回折格子。みんな台紙に穴をたくさんあけてオリジナルの万華鏡を作っていました。30個くらい穴をあける子もいれば5個しか穴をあけない子もいて個性を感じましたね。
万華鏡を作ったら見えた色を覚えてもらいましたよ。覚え方は「あ(赤)、だ(燈)、き(黄)、み(緑)、あ(青)、あ(藍)、む(紫)」ですよ~。ちなみに僕は昔、VIBGYOR(Violet, Indigo, Blue, Green, Yellow, Orange, Red)と習いました(前者とは逆の並びです)。
「墨流し」
水を張った紙皿の上にほんのちょっと墨を垂らし、先に油を付けた爪楊枝でゆっくりかき回してあげると・・・ハイ、世界に一つだけの水墨画が書けました!!
そして、出来た模様を和紙に写し取れば完成。僕もなかなか良い模様の物が出来ましたよ。
なぜ墨と水が混ざってしまわないかというと、秘密は爪楊枝につけた油にあります。墨の膜も水も油をはじくので、黒い部分と白い部分とは決して混ざり合うことはないのです。
気が付いたら暑さも忘れて夢中になってしまいました(汗)。こういう科学は大人も子供も楽しめるので良いですね。みなさんも科学を通じて親子の交流を深めてみてはどうでしょうか?(T.I.)
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